拡張ピアス
アクセサリーの定番・ピアス。
カラーリングもデザインも豊富なピアスは、簡単におしゃれ度をあげてくれるアイテムですよね。
そんなピアスホールの拡張に憧れる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
拡張をすれば、小さなホールでは付けることのできなかった、インパクトのあるピアスを装着することができます!
しかし拡張には注意点やリスクもあるので、安易に行ってはいけません。
そこで、今回はピアスの拡張について詳しくご紹介します。
拡張したいけど悩んでる・・・という方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
拡張とは?
「拡張」とはピアスホールを大きくすることです。
ピアスホールはゲージ(G)という単位でホールの大きさを示していて、Gの前の数字が小さくなればなるほどホールの直径は大きくなります。
このGを少しずつ小さな数字にしていくのが拡張です。
向こう側が見えるほど大きく拡張したホールは「ラージホール」「ラージゲージ」「ハイゲージ」と呼ばれています。
大きなラージゲージはインパクト抜群で憧れる方もいるかもしれませんが、一度に大きく拡張するとピアスホールのトラブルの原因になるので、拡張は必ず1サイズずつ行うようにしましょう。
(上記は一般的なボディピアスのゲージサイズですが、サイズはメーカーによって異なる場合もあるので、購入する際は購入先できちんと確認してください。)
サイズはこちらの表の通りです。拡張時の参考にしてくださいね。
拡張する際の注意点
拡張できるスペースは十分ですか?
拡張したい部位に十分なスペースがなければ拡張はできません。
スペースが充分ではない場所に拡張すると、最悪拡張したホールが裂けてしまう場合があります。
最終的にどれくらいのサイズまで拡張したいのかを考えて、拡張できるスペースが充分確保できるか事前にチェックしてください。
ホールは安定していますか?
拡張を行う部位は、「ピアスホールが安定していること」が大前提です。
安定していないピアスホールでの拡張は、炎症や肉芽などトラブルの原因となります。
拡張は、ピアスホールに大きな負担をかける行為なので、必ず完成かつ安定したピアスホールでのみ行うようにしましょう。
無理な拡張をしていませんか?
早く大きなホールに拡張したい!という気持ちがあるかもしれませんが、拡張は皮膚への負担が大きいので慎重に行う必要があります。
初心者の方はまず16G~14Gの拡張から始めて、1サイズずつ大きくしていってくださいね。
また、時間をかけて丁寧に拡張することでトラブルを回避し綺麗なピアスホールに仕上がるため、一度拡張が完成したら、次の拡張まで1ヶ月くらいは間隔を開けるようにしましょう。
痛みや出血はひどくありませんか?
拡張中、激しい痛みやひどい出血がある場合はただちに拡張を中止してください。
また、拡張後も痛みや出血が続く場合は、無理せず元のサイズのピアスに戻して様子をみてみましょう。
元のサイズに戻した後もひどい痛みや出血がある場合は、早めに病院を受診するようにしてください。
拡張したピアスホールは完全には塞がらない
拡張するなら、拡張後のこともきちんと考えておく必要があります。
何故ならいつかピアスホールを塞ぎたくなっても、大きく拡張したピアスホールを完全に塞ぐことはできないからです。
もちろん拡張したサイズによっても変わりますが、多少ホールが小さくなることはあっても、完全には塞がりません。
大きく拡張したピアスホールを完全に塞ぎたい場合は、形成外科など病院での手術が必要となるケースもあります。
部位や大きさによっては、手術代が高額になったり、術後も跡が残ったりする場合があるため、ピアスの拡張を行う際はよく考えてから行ってください。
拡張する方法
拡張には主に①ピアスで拡張、②拡張器で拡張、という2種類の方法があります。
どちらの方法でも激しい痛みや出血を伴う場合はただちに拡張を中止し、無理をしないようにしましょう。
ピアスで拡張する
ピアスを使って拡張する方法です。
ピアスを使った拡張は痛みが出やすいため、ラージゲージではおすすめできません。
拡張を始めたばかりの段階(16Gから14Gくらい)にだけ使える方法になります。
また、使用するピアスはトラブル回避のため、軽くて、金属アレルギーに対応している素材のピアスを選ぶようにしましょう。
ピアスで拡張する際に必要なもの
- ピアスホールより1サイズ上のピアス
- 消毒液
- 軟膏
ピアスで拡張する方法
- 1サイズ上のピアスと、拡張するピアスホールを消毒する
- 滑りやすくするため1サイズ上のピアスとピアスホールに軟膏を塗る
- 軟膏を塗ったピアスをゆっくりホールに入れる
- キャッチをして2週間以上付けっぱなしにする
拡張初心者におすすめ
拡張器で拡張する
拡張器を使って拡張する方法です。
拡張器とは円錐型をしたピアスホールを拡張させるためのアイテムで、エクスパンダ―とも呼ばれます。拡張器を長時間付けっぱなしにすることはホールへの負担となるためやめましょう。
拡張器を使っての拡張は、痛みやその後のトラブルが少ないので、ラージゲージの方だけでなく初心者の方にもおすすめです。
拡張器で拡張する際に必要なもの
- ピアスホールより1サイズ上の拡張器
- ピアスホールより1サイズ上のピアス
- 消毒液
- 軟膏
拡張器で拡張する方法
- 1サイズ上の拡張器とピアス、ピアスホールを消毒する
- 滑りやすくするため1サイズ上の拡張器とピアスホールに軟膏を塗る
- 拡張器の細い方からゆっくりホールに入れる
- 軟膏を塗ったピアスをホールに付け替えて2週間以上付けっぱなしにする
拡張には消毒用ジェルがおすすめ
ピアスで拡張する場合でも拡張器で拡張する場合でもおすすめなのが消毒用ジェルです。
ジェルタイプのため、消毒液としてはもちろん滑りを良くするための軟膏としても使えます。
拡張~拡張後の消毒までこれ1つで行えるので、持っていて損はないアイテムです。
ピアスホール拡張まとめ
今回はピアスの拡張についてご紹介しましたがいかがでしたか?
拡張された大きなピアスホールはかっこよく、憧れですよね!
拡張してみたいと悩んでいる方は今回の記事を参考に挑戦してみてください!
ただし、拡張は無理をしないことが一番重要です。
いきなり大きなサイズに拡張したり、痛みがひどいのを我慢したりということは絶対にしてはいけません。
適切な方法で無理なく、拡張ピアスを楽しんでくださいね!