ピアスホールを開けて、最初に着けるファーストピアス。
数ヶ月着けっぱなしにするもので、きれいなピアスホールを完成させるためにとても重要なピアスですが、どんなピアスでもファーストピアスとして使えるわけではありません。
今回はファーストピアスについて、正しいサイズ選び・素材選び・装着期間など、詳しくお話していきます。
ファーストピアスとは?
そもそもファーストピアスとは、ピアスホールを開けて最初に付けるピアスの呼び名で、「ファーストピアス専用」のピアスが販売されているというわけではありません。
ファーストピアスは開けたての繊細なピアスールが閉じないようにする役割を持っており、サイズや素材が合わないとトラブルを引き起こしやすくなったり、金属アレルギーを発症してしまうこともあります。
ファーストピアスの選び方
ファーストピアス本体の形
ピアスの形にはリング型・フック型・ストーレート型など、さまざまなものがあります。
ファーストピアスはピアスホールにできるだけ負担をかけないようにするため、シンプルなデザインが適しており、リング型やフック型のピアスではなくストレート型、真っ直ぐな軸のものを選びましょう。
ただし、部位によってはカーブしている形の方が適している場合もあるので、自分が開けたい位置によって選んでくださいね。
ストレートのファーストピアスがおすすめ
ヘリックス
アンテナヘリックス
インダストリアル
アウターコンク
インナーコンク
トラガスなど
カーブのファーストピアスがおすすめ
ロック
スナッグ
アンチトラガスなど
ファーストピアスのキャッチの形
着用したまま就寝しても引っ掛けにくい・痛みを感じにくい形のキャッチ(後ろの留め具)を選ぶと快適に過ごせるのでおすすめです。
一般的なファッションピアスのキャッチはバタフライ型の差し込むタイプであることが多いですが
「ボディピアス」という名前のピアスであれば後ろ側が平になっているものや、角のないボール型のものが多いため、着用中のストレスを減らすことができます。
💡ここで言うボディピアスとはピアスの種類を指しています◎耳以外の体に着けるピアスという意味ではないので注意!
ファーストピアスの素材
ファーストピアスは着けっぱなしにしたまま数ヶ月過ごす場合が多いため、着用したままお風呂に入っても錆びにくい・劣化しにくい素材がおすすめです。
具体的には、チタンかサージカルステンレスを選ぶのがおすすめです。
プラチナ・ゴールド・シルバーよりもチタンやサージカルステンレスの方がアレルギーになるリスクが低くなっています。
現在金属アレルギーではない方も、アレルギーを引き起こしやすい素材を着用し続けることによって金属アレルギーになってしまう場合があるので、素材にこだわっておくことはとても大切です。
ファーストピアスの太さ
ファーストピアスには太さにも種類があります。「ゲージ」という単位を聞いたことはありますか?
針などの太さの単位で、ピアスに多い太さは一般的に14G・16G・18G・20Gあたりです。
(💡数字が大きい方が、より細いサイズになっています。)
おすすめは14G〜16Gです。
18G以下の細いピアスは1箇所に負担がかかりやすく、特に肌質の柔らかい方だとホールが切れてしまったり、排除のリスクが高くなります。
細いピアスの方が安心とは限りません。
ファーストピアスの長さ
ファーストピアスを選ぶ際に一番大切なのは【ゆとりのある長さを選ぶこと】です。
見栄えを気にしてしまい、最初からピッタリのピアスを選んでしまうと清潔に保つことが難しくなり、トラブルを引き起こしやすくなります。
開ける場所×元の分厚さ×腫れ具合×角度を考慮して長さを選ぶようにしましょう。
個人差はありますが8mm〜10mmを選ぶ場合が多くなっています。
ファーストピアスを選ぶならボディピアスがおすすめ
【肌に優しい×可愛い】をどちらも備えているボディピアスは、まさにファーストピアスにぴったりです。
雑貨店で販売されているファッションピアスと比較すると、ボディピアスは素材・太さ・長さを明記している商品が多く、キャッチも外れにくい作りになっているため、つけっぱなしにする必要があるファーストピアスに適しています。
派手なイメージがある「ボディピアス」ですが、小ぶりで華奢なデザインもたくさん販売されているので普段ファッションピアス派の方もぜひ挑戦してみてくださいね。
ファーストピアスはいつからいつまでつける?期間中はつけっぱなし?
ファーストピアスからセカンドピアスに付け替えるタイミング
ファーストピアスからセカンドピアスに付け替えるタイミングは、ピアスホールを開けてから4~6週間後が目安です。
4~6週間経って、痛みがなければ一度ファーストピアスを外してみましょう。
以下のポイントをクリアしていれば、セカンドピアスへ移行してOKのサインです。
出血やリンパ液が部位から出ていない
ホールの内側が完全に乾いている
もしもファーストピアスを外した際や、付け替えの最中で痛みや出血があった場合は、すぐにセカンドピアスの付け替えを中止するようにしましょう。
ピアスホールが不安定な状態のままセカンドピアスに付け替えると、ピアス着脱時にホールを傷つけてしまう可能性があり、ホール完成が遅れる原因となってしまいます。
きれいなホールを完成させるために、ファーストピアスの調子を整えてから、セカンドピアスに付け替えてください。
セカンドピアスについて
セカンドピアスはつけっぱなしでOK?
セカンドピアスをつけている期間中は、ファーストピアス同様つけっぱなしにしておきます。
日中も寝る間もつけっぱなしにしておくので、引っかけたり邪魔になったりしないデザインを選ぶようにしてください。
また、つけっぱなしの間もピアスホールのケアは必須です。
毎日お風呂で泡立てた石鹸を部位にあてて、ピアスをくるくると回して洗浄しましょう。
入浴後はタオルで耳をポンポンと軽くたたき、水分が残さないようにすると化膿しにくくなります。
セカンドピアスはいつまで着ける?
セカンドピアスに付け替えたら、最低でも1ヶ月くらいはつけっぱなしにしておくようにしましょう。
体質やピアスを開けた部位によって個人差があるので、皮膚が敏感な方やホールの完成が遅い方はセカンドピアスの装着期間を伸ばしてください。
約1ヶ月後、セカンドピアスを外してみて痛みや出血がなければ、セカンドピアスを卒業できるサインです。
そのあとは自分の好きなデザインのピアスで、自由にオシャレを楽しんでくださいね!
とはいえ、いきなりフックタイプやチェーンタイプなど、ピアスホールに負担が大きいデザインのピアスは避けるようにしましょう。
一般的に、ピアスホールが完成する目安は約半年といわれています。
しかしあくまで目安なので、焦らず自分の体と相談しつつセカンドピアスの装着期間を決めてください。
セカンドピアスの選び方についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、気になる方はご覧ください◎
おすすめファーストピアス
チタンG23 ストレートバーベル ラブレットスタッド
シンプルなデザインで性別 年齢 アレルギー問わず使いやすい万能アイテム!
チタン素材(G23)は最も金属アレルギーになりにくく、人体にやさしい安全な金属です◎
長さを選べるのも嬉しいポイント!
お好きなデザインピアスの軸部分の付け替え用としてもおすすめです。
ブリリアントフラワー
シンプル×フラットで使いやすいデザインのフラワーはつけっぱなしにするファーストピアスにおすすめのモチーフです。
トップの直径が最大部分でも5mmなので、小ぶりなモチーフを探している方にも◎
プチリボン
華奢なシルエットのちょうちょ結びデザインのリボン。
くりぬき系のデザインは軽いので、負担をかけたくないときにおすすめ。
ファーストピアスは重いピアスより軽いピアスの方がよいとされています。
フラワーフレーム
リボン同様、フレーム型のフラワーモチーフは軽さ・通気性ともに抜群◎
どんな服装にも合わせやすいシンプルさも、おすすめな理由の一つです。
クリアジュエルバタフライ
人気デザインのシンプルなバタフライは、ファーストピアスにもおすすめのデザイン。
程よいサイズ感のちょうちょがキラッと光る耳元はとってもかわいいですよ♪
まとめ
いかかでしたか?
ファーストピアス選びに迷ったら、
「種類はボディピアス」「素材がチタンかサージカルステンレス」「太さが16G〜14G」「長さにゆとりがあるもの」を選んでくださいね。
他にもピアスの開け方やケア方法を詳しくご紹介しているので、良ければご覧になってみてください♪