ヴァンパイアピアスとは?首元に光る個性派ボディピアスの魅力と注意点

ボディピアスは耳や鼻だけでなく、身体のさまざまな場所に施せる自由な表現方法です。
そのなかでも「ヴァンパイア」と呼ばれる首元のピアスは、一度見たら忘れられないほどのインパクトがあります。
吸血鬼に噛まれた跡のように首筋に2つピアスのトップ部分が並び、名前の響きも相まって、ミステリアスでゴシックな雰囲気をまとえることから、海外を中心にじわじわと人気が広がっています。
この記事では、ヴァンパイアピアスの基本知識・開け方・ケア方法・注意点など、これから挑戦してみたい方が知っておきたい情報をたっぷり紹介します。
ヴァンパイアピアスの由来

ヴァンパイア(Vampire)という呼び名は、その見た目に由来しています。
首元に2つ並んだピアスが、まるで吸血鬼が牙を立てた跡のように見えるためです。
この呼び方は日本だけでなく海外でも使われており、「Vampire Bites Piercing」「Vampire Bite Dermal」といった名称で紹介されています。
映画やゴシックカルチャーからインスパイアされたもので、特にゴシック・パンク系のファッションを好む人々の間で人気です。
耳や鼻に比べると歴史は浅く、比較的新しいボディピアスのスタイルなので、「人と被らない」「自分だけの表現ができる」という特別感があります。
ヴァンパイアピアスの位置と種類

ヴァンパイアピアスは首筋から鎖骨のあたりにかけての皮膚表面に施すピアスです。
基本的に「2つ並んでいる」ことで噛み跡に見えるのがポイントです。
施術方法としては大きく2種類に分かれます。
サーフェイスバーorバナナバーベル

マイクロダーマル

どちらを選ぶかは希望するデザインや体質、排除反応の起こりにくさなどによって変わります。
施術前にスタジオでよく相談すると安心です。
開け方の流れ

セルフピアッシングも可能ですが、
不慣れな場合や、マイクロダーマルの場合では専門の医療機関や経験豊富なピアススタジオがおすすめです。
マーキング
2つ並ぶ位置をペンで印をつけ、鏡で確認。左右のバランスや距離感を見ながら調整します。
消毒
皮膚をしっかり消毒して、清潔な状態に整えます。
ピアッシング
サーフェイスバーの場合はニードルで貫通させ、バーを通します。
マイクロダーマルの場合は小さなポケットを作り、アンカーを埋め込みます。
ピアスの接続
ピアスを接続・装着します。
ヴァンパイアピアスの痛みと安定期間
痛みについて
首元は神経が集中しているため、ピアッシング時の痛みは「中〜強め」といわれています。
施術後は腫れや熱を持つこともあり、数日〜1週間ほどは違和感が続く可能性もあります。
痛みは個人差がありますが、耳やへそよりもじんわりとした痛みが長めに残る人も。
安定について
サーフェイスバーよりマイクロダーマルのほうが安定しやすいといわれていますが、どちらも根気よくケアを続けることが大切です。
日常生活での注意点
服との摩擦
襟付きシャツやマフラー、タートルネックは引っかかりやすいです。治るまでは避けるのがおすすめ。
寝るときの姿勢
うつ伏せや横向きで首に圧がかかると、腫れや排除の原因になります。
可能な限り仰向けで寝るよう意識しましょう。
髪の毛やアクセサリー
長い髪が触れたり、ネックレスが擦れたりすると炎症のリスクが高まります。
髪はまとめて、ネックレスは控えるのが安心です。
運動や汗
汗が溜まると不衛生になりやすいため、やさしくしっかり洗浄し、清潔に保つよう心がけましょう。
トラブルと対策

腫れ・赤み
最初の数日は自然な反応ですが、1週間以上強い腫れが続く場合は要注意。
冷やすと炎症が和らぐこともあります。
排除
皮膚がピアスを押し出そうとする反応です。
途中で排除がストップする場合もありますが、一度浅くなった部位が元に戻ることは基本的にありません。
悪化する前にピアスを外し、傷口をきれいに治すのがおすすめです。
サーフェイスバーは特に起こりやすく、早めにスタジオで相談が必要です。
感染

化膿や膿が出る場合は感染の可能性があります。
自分で強い消毒を繰り返すよりも、医療機関に相談しましょう。
まとめ

ヴァンパイアピアスは、首元に吸血鬼の噛み跡のように並ぶサーフェイスピアスで、ミステリアスで個性的な雰囲気をまとうことができます。
珍しい位置だからこそ特別感があり、ファッションの幅も広がります。
一方で,首元はデリケートで排除反応も起こりやすい部位。
信頼できるスタジオで施術を受け、毎日のケアを欠かさないことが大切です。
丁寧なアフターケアをすれば、自分だけの首元を楽しむことができます。
ちょっと人と違うボディピアスを求めている方は、ぜひ「ヴァンパイア」に挑戦してみてはいかがでしょうか。







