ピアスが全然安定しない…
とお悩みの方はいませんか?
簡単にお洒落を彩ることができるピアスですが、アフターケアを疎かにしてピアスホールを腫らしてしまったり、間違ったアフターケアを行ってピアスホールが炎症を起こしたり、というケースが少なくありません。
ということで今回はピアスを早く安定させるため、アフターケア方法やトラブル対処法について詳しくご紹介していきます。
部位によってケア方法が大きく違うということはないので、耳たぶ・軟骨問わず使える方法です。
ピアスを安定させる方法が知りたい方、ピアスがトラブルを起こして困っている方、ぜひお役立てください!
ピアスの安定とは?アフターケアは毎日必要?
ピアスの安定ってどんな状態?
まずは、ピアスがどんな状態になれば安定と呼べるのかを確認しましょう。
安定したかどうかは、具体的に以下の項目をクリアしていることです。
- 腫れや痛みがない
- 血液や分泌液が出ていない
- ホールの入口と出口が内部に向かって窪んでいる
- 痛みや引っ掛かりなくピアスを回すことができる
ピアスホールを開けた直後は傷口にピアスが直接触れている状態ですが、徐々にピアスの周りに皮膚ができていきます。
ピアスホールの安定とは、この皮膚の基礎ができた状態のこと。
傷口が塞がり新しい皮膚ができた状態をピアスホールの安定、できたての柔らかい皮膚からしっかりした強い皮膚に育った状態をピアスホールの完成、と呼びます。
ピアスホールに新しい皮膚が完成したら、ファーストピアスを外してセカンドピアスに付け替えることができます。
ピアスが安定するまでの期間は?アフターケアは毎日必要?
体質などによって個人差がありますが、ピアスの安定には耳たぶで3ヶ月~半年、軟骨なら半年~1年ほどかかるのが平均とされています。
その期間は、ファーストピアスをつけっぱなしにして、できるだけ安静にすることが大切です。
また、いくら安静が必要といってもアフターケアは安定するまで毎日行う必要があります。
安定していないホールはデリケートなので、毎日きれいにして清潔を保つようにしましょう。
毎日のアフターケアがピアスホール安定の一番の近道です。
早く安定させるために!ピアスのアフターケア方法
お風呂で毎日洗浄する
清潔をキープするためにピアスホールは毎日お風呂で洗浄しましょう。
ピアスホールの洗浄方法はこの3ステップです。
- 低刺激の石鹸をよく泡立てピアスに乗せ、2~3分放置する
- 痛みがなければピアスを前後に優しく動かす
※痛みがある場合は無理にしなくて大丈夫です - シャワーで優しく洗い流し、ティッシュや綿棒で水分を拭き取る
できるだけ触らない
洗浄など必要な場合以外は、できるだけピアスに触らないようにしましょう。
触ることで細菌侵入のリスクが高くなるため、トラブルを招きやすくなってしまいます。
また、触らないよう気を付けていても着替えや入浴後のタオルなどをピアスに引っかけてしまったり、就寝時枕に押し付けてしまったりしてピアスホールに負担をかけてしまうこともあるので注意しましょう。
ピアスホールが安定するまでは耳周りは気をつけて生活を送ることが大切です。
ファーストピアスは外さない
ピアスが安定したことが確認できるまで、ファーストピアスは外さないようにしましょう。
ホール内の皮膚が完成されていない状態でピアスを着脱すると、せっかくでき始めていた皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。
傷がつき出血したり化膿してしまうと、ピアスホールを安定させる期間が延びてしまいます。
ピアスを開けたら「今すぐ色んなデザインを着けてみたい!」という気持ちになりますが、ここはぐっと堪えることが大切です。
アフターケアしてもピアスが安定しない時は?
「ピアスが一向に安定しない…」
「基本的なアフターケアはしているけど、化膿してしまった」
という場合には安定しない原因を探るとともに、一日でも早く安定するよう努力することが必要です。
ここからはピアスホールが不安定な状態が続いている人向けに、確認するべき項目や実践するべきことをお伝えします!
ピアスの素材・軸の長さを確認する
ピアスホールが安定しない原因が、つけているピアスの素材が合っていなくて金属アレルギーを起こしている・軸の長さが合っていなくて炎症を起こしているという場合もあるため、ピアスホールが中々安定しない場合は一度、つけているピアスを見直してみましょう。
素材は金属アレルギーになりにくいチタンやサージカルステンレス316Lがおすすめです。
どちらも医療器具などにも使われている肌に優しい素材です。
そして、ピアスの軸の長さは、ピアスホールから2mmほどゆとりがある長さのピアスを選びましょう。
また、安定していない時期は洗浄のしやすさと部位が腫れる可能性を考えて8mmから10mmのピアス軸を選ぶ方が多いです。
軸の長さが選べる、金アレ対応ピアス
消毒を行う
毎日のアフターケアはシャワーで洗浄するだけで問題ありませんが、ピアスが安定しない場合には消毒を行うのも効果的です。
市販されている消毒液は殺菌力が強すぎでホールに刺激を与えてしまう可能性があるため、使用する消毒液はピアスホール専用のジェルタイプの消毒液を使うようにしましょう。
ピアス用消毒ジェル
消毒は入浴前に行い、そのまま入浴して洗浄という流れで行います。
- ピアスはつけたまま、ピアス軸にジェルをつける
- ピアスを前後にゆっくり動かす
※痛みがある場合は無理にしなくて大丈夫です - シャワーで優しく洗い流し、ティッシュや綿棒で水分を拭き取る
ホットソークをする
化膿や腫れた場合に「ホットソーク」というケア方法もあります。
ホットソークとは、人間の体液に近いものを患部にあてて代謝を促すことで、治癒を促進させる方法です。
やり方も難しくないので、ピアスホールが不安定な時はぜひ一度お試しください。
また、効果的な方法ではありますがやりすぎは禁物で、朝晩1回ずつ1日2回までを限度としましょう。
ではやり方をご紹介します!
- 清潔な小ぶりの容器に、200ccの人肌(38~40度)のお湯と小さじ4分の1の天然塩(食塩不可)を入れかき混ぜる
- 患部を容器に浸けるか、お湯を浸したコットンを患部にあてる
※温度が下がってきたら新しく①を作り、人肌の温度を保つようにしましょう - ホットソークが終わったらシャワーで患部を丁寧に洗い流す
▼ホットソークについてはこちらの記事でさらに詳しくお話しているので、よければご覧ください。▼
病院にいく
適切なアフターケアをしてもピアスホールが安定しなかったり、腫れや炎症などトラブルが続く場合は病院を受診するようにしましょう。
「何科を受診すればいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、受診する病院は皮膚科になります。
病院に行けば適切な処置をしてもらえるだけでなく、自分に合ったケア方法を聞くこともできます。
ピアスの安定まとめ
ここまでピアスのアフターケア方法についてご紹介してきましたがいかがでしょうか。
正しいアフターケアはピアスを安定させるには必要不可欠です。
また、もしトラブルが起きても対処法を知っておけば、悪化しにくくなります。
ピアスを思いっきり楽しむためにも、ぜひ正しいアフターケア方法を身に着けてくださいね!