トラガス
トラガスについて
軟骨ピアスのトラガスという位置をご存知ですか?
トラガスは、軟骨ピアスの中でもかなり人気のある位置で、開けたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
トラガスは耳たぶと違って複雑な形をしているので、開け方が分かりにくかったり、開けた後にイヤホンを着けれるのかなど、不安や疑問の声が多いのも事実。
そこで今回は、トラガスにまつわる知識をご紹介します。
トラガスの場所
トラガスとは、耳の顔側にある軟骨の部分(三角形になっている部分)にあけるピアスのことです。
上の画像で、黒い四角で囲っている位置がトラガスです。
顔に近い位置のため目立ちやすく、髪の毛が風になびいただけでチラッと見えるトラガスはとても可愛いですよね!
トラガスの形
実はトラガスの形には大きく分けて二種類あります。
三角形に近い形
波打った形
写真のように頂点が一か所の三角形に近い形と、カーブが二か所ある波打ったような形です。
トラガスの開けやすさに違いはありませんが、次に紹介する淵部分から何ミリの位置に開けるかという点で、形によっては注意が必要な場合があります。
開ける位置
トラガスは淵部分に近い部位なので、淵から何ミリくらいの場所に開ければいいのか迷いますよね。
結論から言うと、淵から3ミリ以上内側に開けましょう。3ミリ未満の位置に開けるのはお勧めしません。
端に開ければ開けるほど、排除の可能性が高くなり、引っかけやすくなるうえに、安定してからも着用できるデザインが減ってしまいます。
先ほど述べた三角形のトラガスの場合、頂点部分から3mm以上の位置に開けていても、実は端から3ミリ以下になっていたということが波打ったトラガスに比べて発生しやすく、注意が必要です。
ROQUEの店舗に来られるお客様でも、トラガスのピアスが排除されてしまった・トラガスが千切れたという方は、三角形で面積が小さいトラガスなのに端に開けてしまったという方が多いです。
また、内側に開けすぎるとピアスの着脱の難易度が上がるので注意しましょう。
個人的には4ミリ~5ミリがおすすめです。
トラガスにオススメのピアス
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トラガスの開け方
自分で開ける場合は、ニードルまたはピアッサーという器具を使ってピアッシングします。
ピアッサーには手軽に開けられるというメリット、ニードルにはキレイに開けられるというメリットがあります。
ピアッサーを使って自分で開ける
ピアッサーを使って開ける場合は、軟骨用のピアッサーを使用するようにしましょう。
ピアッサーは雑貨店やネット通販などで手軽に購入できますが、耳たぶ用のピアッサーをトラガスに使うと、軟骨の硬さで貫通しないことがあるので、必ず軟骨用のピアッサーを使うようにしてくださいね。
ピアッサーの使い方については、こちらの記事で詳しくまとめているのでよければご覧ください。

ニードルを使って自分で開ける
ニードルはピアッサーに比べてホールが綺麗に開けやすく安定しやすいのが特徴です。
用意するもの
・ファーストピアス
・軟膏(チューブタイプがおすすめ)
・消毒液
・マーキングペン
・消しゴム
・鏡
使い方
- ファーストピアスと消しゴムを消毒液に浸します。
- ピアッシングしたい箇所を消毒します。
- ペンで開ける場所に印を付けます。
- ニードルを軟膏のチューブに差し込み、軟膏を塗ります。
- 先ほどマーキングした箇所の裏側に消しゴムを当て、表側からニードルを刺します。
- ニードル先端の尖っている部分が通ったら、ラブレットスタッドをトラガス裏側から接続します。
ニードルは曲げたほうがいいのか
ニードルを使ってトラガスを開ける場合、ニードルを曲げる方と曲げない方がいますが、どちらが正解ということはありません。
自分がやりやすい方法でピアッシングするのをおすすめします。
個人的な意見にはなりますが、ニードルを曲げるとトラガスに対して垂直に刺すのが少し難しくなるので、曲げない方がおすすめです。
病院でトラガスを開ける
耳鼻科や皮膚科、美容外科などでピアッシングできます。
病院でピアスを開けるメリットは、衛生管理が行き届いていること+麻酔を使ってもらえること+トラブルを起こしてもすぐ対処してもらえることです。
初心者の人だけでなく、化膿しやすい体質の人にもおすすめです。
しかし、病院によってはピアッシング施術を受け付けていない病院があったり、ピアッサーを使って開ける病院・ニードルを使って開ける病院など様々です。
対応しているファーストピアスの形状なども含め、事前に電話などで確認してから行くことをおすすめします。
ピアススタジオでトラガスを開ける
施術できる位置が多く、軟骨ピアスの知識が豊富なピアススタジオを利用するのもおすすめです。
ピアススタジオでピアスを開けるメリットは、ピアスのプロが開けてくれるのでキレイにホールを開けてもらえることです。
基本的にニードルを用いてのピアッシングになります。
キレイにホールを開ければピアスホールの安定も早くなりますよ!
ピアススタジオは、病院よりもリラックスした雰囲気で開けてくれるお店が多く、疑問に思ったことやアフターケア方法を質問しやすい環境なのも人気の理由です。
ただし、ピアススタジオによってに料金にかなり差があるため、施術前にきちんと料金を確認するようにしましょう。
トラガスを開けたときの痛み
「トラガスを開けるのってすごく痛いのかな・・・」と痛みが気になる方も多いと思いますが、やはり耳に穴を開けるので全く痛くないというわけではありません。
また、トラガスの厚みや痛さに強い人・弱い人など体質の違いもあるため、痛みを強く感じるかは個人差があります。
しかしトラガスを開けた人に痛みについて尋ねると「普通の軟骨ピアスを開けるのと同じくらいの痛みだった」「耳たぶより少し痛いくらい」という感想が一番多く、「痛みよりも固さに驚いた」という意見のほうが目立ちました。
中には「耳たぶと同じくらいの痛さだった」という人もいたので、トラガスは一般的に痛みがかなり強く出る部位ではないようです。
トラガスのトラブル
排除
トラガスピアスはとても可愛いですが、開ける位置が端すぎると排除されてしまうことがあります。
排除されないようにするには、正しい位置にホールを開けること、排除されないようにアフターケアを行うことが大切です。
トラガスは人によって形が異なりますが、外側から顔方面に向かって約4mmあたりの位置がきれいに見え、安定しやすい位置です。
肉芽
また、ピアスを引っかけてしまったり、不衛生なまま放置したり、触りすぎてしまうと肉芽の原因にもなるので、注意しましょう。
トラガスは耳の形の特性上、洗いづらく不衛生になりやすい場所です。
トラガスにピアスを開けた直後は、一日一回ピアス本体ごと患部を洗浄し、よく洗い流し水分を完全に拭き取ってください。入浴時のシャンプーやリンスのすすぎ残しもトラブルの元なので念入りに洗い流してくださいね。
ピアスが埋まる
肉芽を放置したり、ピアスの長さが足りないまま負担をかけ続けると、ピアスが埋まってしまう場合があります。
ピアスが埋まってしまうトラブルは、ほかの軟骨部分比べてトラガスで起こることが多いです。
原因としては、裏側が見えず腫れの状態が確認できないため、長期間放置してしまうことが挙げられます。
数日でピアスが埋まることはまずありません。
開けた後に長さが足りない・思ったより腫れが強いと感じたら、まだ安定していないとしても長めのピアスに付け替えるのが良いでしょう。
トラガスにピアスをしたままイヤホンってできる?
トラガスピアスをすると、イヤホンが付けられないと思っている方がいますが、そんなことはありません!
ラブレットスタッドというピアスをつければ、トラガスにピアスをしたままイヤホンができます。
ラブレットスタッドとは、ボールキャッチと反対側はフラットな形状になっているピアスです。耳の穴側にフラットな部分がくるようにピアスを装着すれば、キャッチが耳の中で邪魔になるということもありません。
ラブレットスタッドについて、詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

まとめ
トラガスピアスについてご紹介してきましたがいかがでしょうか?
つけるだけでオシャレ度がアップするトラガスは、ぜひ挑戦してほしい位置です。
正しい方法でのピアッシングと、定期的なアフターケアで、トラガスホール完成を目指してくださいね!
トラガスにおすすめなピアス
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