皆さんのお耳にピアスは開いていますか?
すでに開いている方も、これから開けようとしている方も、まず最初に挑戦するのは耳たぶのピアスであることが多いと思います。
そこで今回は基本中の基本、耳たぶピアスの開け方について詳細にご説明していきます。

耳たぶピアスが初めての穴あけにおすすめな理由
痛みが少ない
耳たぶは柔らかく薄い場合が多いので、軟骨ピアスやへそピアス等の他の部位に比べて痛みが少ない部位です。
病院で麻酔を使用して開ける方もいますが、麻酔をするほどの痛みであることは稀でしょう。
開けるのが簡単
耳たぶは比較的平面的な部位であり、耳に対して垂直にピアスを通す部位なので、角度を誤りにくく、開けるのが簡単です。
耳のふち側の巻いている軟骨部分(ヘリックス)や、範囲が小さいトラガスなどに比べて初心者向けと言えるでしょう。
安定しやすい
耳たぶは安定するのが早い部位です。
軟骨と違い皮膚に穴をあけるので治りが早く、ピアス選びを誤ったり、ケアを怠らなければ大きなトラブルが起こることも少ないでしょう。
耳たぶピアスを開けるときに注意すること
難易度が低い耳たぶピアスですが、簡単だからと適当にピアッシングしてしまうとトラブルを引き起こしてしまいます。
気を付けなければいけないことが何点かあるのでご紹介します。
ピアスの長さ
ピアスの内径(直径ではなく、実際に耳に通す部分の長さ)はロングタイプを使用しましょう。
耳たぶが薄い方の場合でも、開けてみると腫れが強く出てしまう場合があり、長さが足りなくなると強い痛みが出ます。
最悪の場合ピアスが埋まってしまい、病院で切開して取り出さなければいけません。
一般的には8㎜〜10㎜が「長め」の部類になります。自身の耳たぶの厚みを確認して、余裕を持ったサイズを選んでくださいね。
ピアスの素材
ピアスの素材は、チタンかサージカルステンレス、透明を着けなければいけない場合は強化ガラス製の物を選びましょう。
ファーストピアスは数ヶ月間付けっぱなしにする為、お風呂の時も着用したままです。
表面の金属が溶け出しやすい素材のピアスを使ってしまうと、金属が体内に入り込みトラブルを引き起こしたり、金属アレルギーを発症してしまいます。
一度金属アレルギーになってしまうと治すことはできないので注意しましょう。
ピアスを開ける位置
耳の端に開けるのは控えましょう。
端に開けてしまうと「排除」といって、体がピアスを異物だと判断し外に押し出す現象が発生し、
最終的にポロッとピアスが排出されてしまいます。その際に耳も変形してしまいます。
また、耳たぶが柔らかく切れやすい体質の方も一定数いらっしゃいます。
そういった場合、髪の毛やタオルを軽く引っ掛けただけで耳が裂けてしまう場合もあります。
切れてしまったり排除になってしまった状態の耳を耳垂裂と言い、基本的に自然と治ることはありません。
手術で治す方法になりますが、ピアスが原因の場合は保険適用外となることが多いようです。
耳たぶのピアスは、最低でも端から4㎜〜5㎜以上内側をピアッシングしましょう。
ピアスの角度
前から見た時の位置に問題がなくても、裏側が耳の端ギリギリに開いていたり、逆に頭に近すぎたりすると、距離が伸びることによって腫れが強く出たり、負担がかかってトラブルを起こしやすくなります。
開ける角度は、耳たぶに対して垂直に、前から後ろに向かって最短距離の角度を意識してくださいね。
耳たぶピアスの開け方

注意点が分かったら、いよいよピアッシング!
ピアッサーとニードル、両方での開け方をご紹介します。
ピアッサーを使う場合
準備するもの
マーキングペン
消毒液
手順
- マーキング
ピアッシングしたい位置に印をつけましょう。マーキングせずにピアッシングすると、開けたい位置がズレてしまったり、左右でピアスホールの高さが揃わなかったりする原因になります。マーキングには、ピアッシング専用のマーキングペンという無菌ペンを使うのが理想的です。 - 消毒
手をきちんと洗った後、ピアスを開けたい位置とその周辺を消毒します。消毒液はドラッグストアなどで販売されているものだと刺激が強すぎる場合があるので、ピアッシングに適しているとされるジェルタイプの消毒液を使うのがおすすめです。 - ピアッサーをセット
マーキングした位置にピアッサーをはさんで、ゆっくり軽めに握ります。ピアッサーに内蔵されたピアスの先端が、マーキングと同じ位置にきているか確かめましょう。 - ピアッシング
セットした位置からピアッサーがずれないように注意しながら、ピアッサーを強く握りしめます。この時、力が弱いと貫通しないのでピアッサーを両手で持ってしっかりと力を入れるのがポイントです。 - ピアッサーを外してピアッシング完了!
きちんとピアスが貫通しているのを確認したら、ピアッサーを握っていた手をゆるめて下方に引き、取り外します。
開けたい場所にセットした後は躊躇せず、思いっきり握り込むのがポイント。
安心のチタン製ピアッサー
最も金属アレルギーを起こしにくい、と言われている純チタン処理を施したピアッサーです。
お医者さんが開発したピアッサーは日本人の耳たぶの厚さにあわせて作られており、トラブルが起こりにくいのが特徴。
軸のカラーはおしゃれなシャンパンゴールド、モチーフは全15種類から選ぶことができるので、初めてのピアスを開けたその日からおしゃれな耳元が演出できます。
ニードルを使う場合
準備するもの
ファーストピアス
軟膏(チューブタイプ)
マーキングペン
消しゴム
消毒液
★滅菌されていないニードルを使うのは絶対にやめましょう★
ROQUEで販売中の滅菌済みドクター・ニードルは、注射針と同じ構造をしたピアッシング専用ニードル。
細胞を傷つけにくく、カラダへの負担が少ないのが特徴です。
実はピアススタジオや海外では、ピアッサーよりもニードルが一般的。
知っている人は使っている、カラダにやさしいピアッシングツールです。
手順
- マーキング
ピアッシングしたい位置に印をつけましょう。マーキングせずにピアッシングすると、開けたい位置がズレてしまったり、左右でピアスホールの高さが揃わなかったりする原因になります。マーキングには、ピアッシング専用のマーキングペンという無菌ペンを使うのが理想的です。 - 消毒
手をきちんと洗った後、ファーストピアスと消しゴムを消毒液に浸しておきます。ピアスを開けたい位置とその周辺も消毒します - ニードルの準備
ニードルを軟膏のチューブに差し込み、外側と内側両方に軟膏を塗ります。手で直接軟膏を塗るのはNGです。 - ピアッシング
先ほどマーキングした箇所の裏側に消しゴムを当て、表側からニードルを刺します。 - 接続
ピアスをニードルの後部末端に当てがい、ニードルとピアスが離れないようにして、そのまま押し込み一緒に貫通させます※ニードルを残り1㎜程度まで押し進めてから接続するのがコツ。 - キャッチを付ける
裏側のキャッチをしっかり留めて完了!
ピアスを開けた後
ピアッシングした後は、しっかりとアフターケアを行い、一日でも早いピアスホールの完成を目指しましょう。
ケアを怠ると痛みが長引いたり、腫れが引かなかったりして、ひどくなると化膿してしまいます。
洗浄する
開けた後は専用のジェルなどを使って、1日1回患部を洗浄しましょう。
ピアスを着けたまま丸ごと洗い、しっかり洗い流すことが大切です。
触らない
ピアスホールを洗浄するとき以外は、極力触ったり引っかけたりしないように注意しましょう。
菌が入ってしまったり、負担がかかり炎症が起こる場合があります。
早く安定させるには
早く安定させるコツは、こちらの記事で詳しくお伝えしていますので、気になる方はご覧になって下さいね。

まとめ
いかがでしたか?
王道の耳たぶピアス。一つ開けるだけで印象がグッと変わるので、ぜひ挑戦してくださいね。
ROQUEでは金属アレルギーも方にもお付けいただけるピアスをお取り扱いしています。
気になる方はこちらから通販サイトがご覧いただけます。
