アンチトラガスの基礎知識
アンチトラガスの場所は?
アンチトラガスは、トラガスの反対側の軟骨部分に開けるピアスのことで、日本語名だと対珠と呼びます。
アンチトラガスの特徴
アンチトラガスは、通常のトラガスに比べ開けている人が少なく、ピアッシングの難易度も上がる為、非常に珍しい部位です。
軟骨がしっかり隆起していない耳の形だと開けること自体できない可能性もあるので、自分の耳がアンチトラガスを開けるのに適しているのか、しっかり確認してからピアッシングしましょう。
続いてのお客様スナップ写真は!?
お洒落にバランス良く付けてはるお姉さん★
☞ アンチトラガス 難易度が高い部位ですね!
ぼくもあけてますが、難しかったです(笑)
リング系を付けたら凄く可愛いと思います!
因みに、サーキュラーバーベル、BCRクリッカーがオススメです!ありがとうございます pic.twitter.com/KHl7je4Ucc— ROQUE神戸店 (@ROQUEkobe078) August 16, 2019
ロックとアンチトラガス開けた( ̄▽ ̄) pic.twitter.com/a1H8vYELnu
— きむ (@atsuya_0515) February 16, 2014
アンチトラガスと間違いやすい部位
アンチトラガスと間違いやすい部位には
・トラガス
・スナッグ
・インナーコンク
などがあります。
しかし、それぞれ全くの別部位です。混同しやすい為注意しましょう。
各部位の詳細はこちらからご覧いただけます。
アンチトラガスの開け方
ニードルかピアッサーか
結論から言うと、アンチトラガスはニードルを使用してピアッシングしましょう。
アンチトラガスをピアッサーで開けることは推奨していません。開けたい場所に貫通させることが難しく分厚い部位なので、変なところに刺してしまって
ピアスの先が出てこない
ファーストピアスの長さが足りない
等のリスクが非常に高くなります。
又、安定にも非常に時間がかかる部位なので、できる限り綺麗な傷口を作っておく必要があります。
ニードルで開けた場合の方が安定しやすいことも理由の一つです。
ニードルとピアッサーについてはこちらでも紹介しています。
アンチトラガスの開け方
準備するもの
鏡
マーキングペン
ニードル
ファーストピアス
消毒液
消しゴム
★滅菌されていないニードルを使うのは絶対にやめましょう★
ROQUEで販売中の滅菌済みドクター・ニードルは、注射針と同じ構造をしたピアッシング専用ニードル。
細胞を傷つけにくく、カラダへの負担が少ないのが特徴です。
実はピアススタジオや海外では、ピアッサーよりもニードルが一般的。
知っている人は使っている、カラダにやさしいピアッシングツールです。
マーキング
開けたい位置にペンでマーキングします。ニードルを刺す場所(表側)とニードルが出てくる場所(裏側)の両方に印を付けます。
ニードルを準備する
滅菌済みニードルを取り出し、軟膏チューブに1/3程入れ、軟膏を塗ります。
この時、ニードルに直接指で塗らないようにしましょう。
ピアッシング
ニードルが出てくる側に消しゴムを当て、最初に付けた2つの印同士を結ぶように、角度に気を配りながらニードルを貫通させましょう。
ピアスを接続する
ニードルの裏側(尖っていない方)を皮膚の表面ギリギリまで推し進めます。この時誤って抜け落ちてしまわないよう注意してください。ファーストピアスをニードルにあてがい、角度がずれないよう、ピアスでニードルを押し出すような形でピアスを装着します。
アンチトラガスのファーストピアス
アンチトラガスのファーストピアスの形
アンチトラガスは、基本的にカーブした形のピアスを着用する部位です。その為、バナナバーベル(カーブドバーベル)を使用しましょう。
稀にアンチトラガス部分の面接と隆起がしっかりとある方の場合ですと、ストレートバーベルを用いることもあります。
アンチトラガスのファーストピアスのサイズ
アンチトラガスは非常に腫れやすく、安定に時間がかかる部位。一度腫れがひいたとしても、ぶり返してくることも多いです。
その為、通常の軟骨部位以上にしっかりとゆとりがあるサイズを選ぶことが大切です。
筆者は腫れていない状態からプラス4㎜程のバーベルをおすすめしています。
アンチトラガスの安定期間
アンチトラガスは非常に安定しにくい部位なので、安定までに半年〜一年以上はかかることも珍しくありません。
少し腫れが引いてきても油断せず、ゆとりのあるサイズのピアスを着用したままにしておくのがオススメです。
アンチトラガスの痛み
アンチトラガスは他の部位に比べ分厚い場合が多い為、比較的痛みを伴う場合が多いでしょう。しかし、耐え切れない程の痛みではないので麻酔なしでもピアッシングは可能です。
アンチトラガスの注意点
アンチトラガスを開ける時の注意点がいくつか存在します。
浅く開けないよう注意する
まず一つ目は【浅く開けない】ということ。開けにくい場所なので深く開けるのは難しいですが、マーキング時にしっかり確認しておきましょう。
長めの内径を選ぶ
先程もご説明した通り、アンチトラガスは非常に腫れやすい部位。長さが足りずに差し替える、なんてことが簡単にできる部位ではありません。多少不便で不恰好でも長めを選ぶに越したことはありません。
アンチトラガスにおすすめのピアス
個性的なアンチトラガスにおすすめのピアスをご紹介します。しっかり安定してからつけ替えてくださいね♪
シングルローズ ストレートバーベル
葉っぱや棘がリアルに表現された、一輪のバラデザインのバーベル。
数ある薔薇モチーフの中でも、ひときわ存在感があり、コーデの主役にぴったり。
シングルジュエルライン セグメントクリッカー
キュービックジルコニアと人工石を贅沢に使用した、ラグジュアリーな存在感が美しいセグメントクリッカー。ワンタッチ式なので、キャッチを止めなくても良いのも嬉しいポイント◎
アンチトラガスまとめ
いかがでしたか?
アンチトラガスはちょっぴり上級者向けの部位なので注意点が多いです。
しかし、開けていると人と違ったコーデができて非常におしゃれな部位。
ぜひ挑戦してみてくださいね♪