パッと顔色を華やかに見せてくれるピアス。
しかし中には
「もしかして私ってピアスホールに向かない体質なのかな?」
と不安な気持ちを抱えている人もいるかもしれません。
事実、ピアスに向いてる体質・向かない体質はあります。
しかし、だからといってピアスに不向きな体質の人がピアスを着けられないかというと、そんなことはありません。
そこで今回は、ピアスに向かない人の特徴や、そんな人でも着けられるピアス、またおすすめのケア方法などについて、詳しくご紹介していきます。
ピアスに向かない人はほとんどいない
ピアスに向かない体質と言っても、全てのピアスを着けるのが困難なほど、ピアスに不向きな人はほとんど存在しません。
本当にピアスに不向きな人とは、どんなケアをしてもホールが安定しない人のことです。
ピアスホールがトラブルを起こした時に、もしかしてピアスに向いていないのかも?と不安になることがあるかもしれませんが、肌に優しい素材のピアスを選んだり適切なケアをすれば、大半の人が完治します。
よって過度に心配する必要や、「自分はピアスに向いていない」と諦める必要は全くありません。
一番大切なのはピアスに向かないのでは?と怯えることではなく、自分の耳の形や体質・アレルギー反応が出る物質についてよく理解することです。
ピアスに向かない人の特徴
とはいえ、どちらかといえば向いている/向いていないというのは存在します。
ここからは一般的に向かないとされる人の特徴をお伝えします。
化膿しやすい体質の人
怪我をした時、傷が治りにくく化膿しやすい体質の人はピアスに向いていないかもしれません。
なぜならピアスホールも安定するまでは傷口と同じなので、ピアスホールが安定する前に化膿してしまう可能性があるからです。
また、化膿しやすい体質の人はピアスホールが安定した後も、少しの刺激ですぐに不安定な状態に陥ってしまうことがあります。
ひどいアレルギー体質の人
アレルギー体質の人や、かゆみや湿疹を伴うアトピー性皮膚炎の人もピアスに向いるとは言えません。
また、傷跡が赤く盛り上がってしまうケロイド体質の人もピアッシングを避けた方が良いでしょう。
肌が弱い人は、ピアスを開けることで刺激が加わり、肌トラブルが起きる可能性が高いと言われているためです。
耳たぶが厚い人
耳たぶが厚い人は、ピアッシングの際に針が刺さりにくく、ホールが途中で曲がりやすいので注意が必要です。
開けたてのピアスホールは傷と同じなので、耳たぶが厚い人は耳たぶが薄めの人に比べて、傷口が深く大きくなってしまうことが原因です。
その分、化膿や腫れなどトラブルの起きる可能性も高く、また安定するにも時間がかかります。
向かない人でもOK!ピアスを安定させる方法
アフターケアを欠かさない
ピアスのトラブルを回避するためには、日々のアフターケアは欠かせません。
ケアといっても簡単で、毎日お風呂に入った際に数分で行うことができます。
- ピアスを着けたまま、泡立てた石鹸をピアスホールに乗せる
- 痛みがなければピアスをくるくる回す
- その後シャワーで丁寧に石鹸を洗い流し、タオルでしっかりと水分を拭き取る
デイリーケアはこの3ステップでOKです。
また、週に1度は全てのピアスを外し中性洗剤で洗いましょう。
ピアスのお手入れ方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、よければ読んでみてくださいね。
肌に優しい素材のピアスをつける
サージカルステンレスや純チタンなど、医療用器具にも使われている、肌に優しい素材のピアスを着けるようにしましょう。
雑貨店などで販売されているファッションピアスには、ニッケルやメッキなど金属アレルギーを引き起こす可能性が高い素材が使われていることも多いため注意が必要です。
また、シャフト部分はサージカルステンレスやチタンでも、モチーフはメッキでできているなんて場合もあるので、ピアスを選ぶ際は素材をしっかり確認してください。
引っ掛かりにくいピアスを選ぶ
つけるピアスは、引っかかりにくく軽い、小ぶりデザインのモチーフを選ぶのがポイント。
なぜなら、ピアスに向かない人がピアスを引っかけてホールに傷を付けてしまうと、傷の回復に時間がかかってしまうから。
できるだけピアスホールの負担にならないデザインを選ぶのがおすすめです。
引っかかりにくいピアスは【モチーフが小ぶりか】【ピアスの軸が長すぎないか】というところに注目します。
また、普段の生活でも、気を付けていても衣服や髪の毛を引っかけてしまわないよう、気をつけてくださいね。
ピアスに向かないかも?と思う人はピアッシングにも注意
化膿しやすい人やアレルギーを持っている人、耳が厚い人は、ピアスを開ける際にも注意が必要。
なぜなら、ホールが完成されていない傷口に金属が触れるピアッシングは、素材やケア方法を間違えると金属アレルギーを発症したり、化膿したりとトラブルを起こす可能性が高いからです。
ピアスに向かない可能性がある人はできるだけ
- 病院でピアスを開ける
- 滅菌処理されたピアッサーでピアスを開ける
ことをおすすめします。
病院で開ける
ピアスホールを開ける方法はいくつかありますが、不安な気持ちが少しでもある人は、病院で開けてもらうのが1番安心な方法です。
病院でピアスを開ければ、もしもピアッシング後にトラブルが起きても、すぐに相談でき適切な処置を受けられます。
また、ピアスに向いてないかも?と不安がある方は、ケア方法や気を付けるべきことを事前に相談してみてもいいですね。
滅菌処理されたピアッサーで開ける
病院に行くのが億劫な人や忙しくて時間がない人は、滅菌処理されたピアッサーを使ってピアスを開けてもOKです。
ニードルよりも準備するものが少なく衛生的で、ピアッシング初心者でも比較的簡単に開けることができます。
できるだけ早くホールが安定するよう、サージカルステンレスや純チタンなど肌に優しいファーストピアスが埋め込まれているピアッサーを選ぶようにしましょう。
ピアッサーについてはこちらの記事でも詳しくお話しているので、興味があればぜひご覧ください。
まとめ
ピアスに向かない人の特徴や対処法をご紹介してきましたがいかがでしょうか?
自分の体質がピアスに向いていない特徴に当てはまったとしても、適切なケアや合ったピアスを着ければ、ピアスを諦める必要はありません。
自分の体質をしっかりと理解して、ピアスでおしゃれを楽しんでいきましょう!