ロックとは
軟骨ピアスの部位「ロック」を知っていますか?
中級者~上級者向けのピアッシング部位で、縦に貫通させてピアスを着用します。
ルーク(Rook)と表記される場合もありますが、日本だと「ロック」と呼ぶ人が多いようです。
ロックは、以前から海外ではポピュラーな部位でしたが、近年日本でもメジャーになりつつあります。
ロックの場所
耳の少し上側、ダイスの上側、顔に近い盛り上がった軟骨部分に開けるピアスをロックといいます。
盛り上がり方には個人差がある為、耳の形によっては開けることができない方もいます。
凹凸の少ない耳の方が無理やり開けると、千切れてしまったり、肉芽ができたりと、トラブルを起こしやすいので注意が必要です
ダイスとの違い
ダイスと位置が近く、間違われることも多いですが、全く別の部位です。
耳を正面から見た時に、ダイスはピアスが横向きに見え、ロックは縦向きに見えます。
意外にもピアスの見え方が大きく異なるのでデザインピアスを選ぶ際は注意してくださいね。
この、薔薇のピアスがしたかったが為に、ロックを開けたと言っても過言ではない‼️
いやぁ、、クソ可愛い
↑口が悪い👎
テンション上がるぅぅぅ早く、みんなに見せたいっっ pic.twitter.com/a70JbrFwR1
— サヤカ🐧🌵 (@SayakaExo) December 26, 2021
ロックの痛み
開ける時の痛み
ピアッシングの痛みは、軟骨の分厚さや、使用するニードルの質、ピアッシングの技術によって変わるので一概には言えませんが、
ロックはアウターコンクやトラガスよりも比較的固い場合が多く、凸凹しているため痛みが強く出る場合がある部位です。
また、ピアッシングに時間がかかると痛みを感じる時間が長くなり腫れも強まる為、痛みが増す可能性があります。
ピアッシングは時間をかけずに行うのがおすすめです。
実はピアス2つくらい増やした
ロック開けたとき痛すぎて聴覚なくなるかと思った pic.twitter.com/KoAPrmZeB3— 湖愛 (@kwf_ii) February 11, 2021
開けた後の痛み
開けた翌日から1週間ほどはズキズキする痛みが出ますが、それほど強くないことが多いです。
毎日の就寝時に耳を下に敷いてしまったり、引っかけたりしていないにも関わらず、数週間たっても強い痛みが治まらない場合は、何かトラブルが起きている可能性があるので医療機関を受診しましょう。
また、開けてから一週間の間は一番腫れが強い期間です。
2週目以降、さらに腫れてくる場合もトラブルが起きている可能性があります。
よくあるピアスのトラブルについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
気になる方はご覧になってみて下さいね。

ロックピアスのピアッシングについて
ロックは自分で開けられる?
ロックは自分で開けることができる部位です。
しかし、軟骨ピアスの中でも中級者~上級者向けな部位である為、慎重にピアッシングすることが大切。
ピアッサーかニードルか
ロックを開ける際に、ピアッサーで開けてもいいのか疑問に思っている方は多いと思います。
結論から申し上げますと、ピアッサーで開けるのは難しいと思った方が良いでしょう。
ロックを開ける際は、ニードルを使用してピアッシングしてくださいね。
ピアッシング方法
準備するもの
鏡
マーキングペン
ニードル
ファーストピアス
消毒液
消しゴム
★滅菌されていないニードルを使うのは絶対にやめましょう★
ROQUEで販売中の滅菌済みドクター・ニードルは、注射針と同じ構造をしたピアッシング専用ニードル。
細胞を傷つけにくく、カラダへの負担が少ないのが特徴です。
実はピアススタジオや海外では、ピアッサーよりもニードルが一般的。
知っている人は使っている、カラダにやさしいピアッシングツールです。
マーキング
開けたい位置にペンでマーキングします。ニードルを刺す場所(表側)とニードルが出てくる場所(裏側)の両方に印を付けます。
ニードルを準備する
滅菌済みニードルを取り出し、軟膏チューブに1/3程入れ、軟膏を塗ります。
この時、指で直接塗らないようにしましょう。
ピアッシング
ニードルが出てくる側に消しゴムを当て、最初に付けた2つの印同士を結ぶように、角度に気を配りながらニードルを貫通させましょう。ロックは、浅く開けると排除されやすい為、ずれないように細心の注意を払うことが大切です。
ピアスを接続する
(※写真はアンテナヘリックスです)
ニードルの裏側(尖っていない方)を皮膚の表面ギリギリまで推し進めます。
この時誤って抜け落ちてしまわないよう注意してください。
ファーストピアスをニードルにあてがい、角度がずれないよう、ピアスでニードルを押し出すような形でピアスを装着して完了です。
@_ ROQUEさんでロックピアス新調
ピアス選びから丁寧に対応してもらって、ファーストピアスが外れなくて困ってたら外してくれて新しいピアスまで着けてもらった💦
最後の方二人がかりで対応してくれたけど、最後まで丁寧で助かりました🥲
またここで買いたいなあ💭#ピアス好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/PzcxgCFKQj— ㅇㅇㄴ (@nyno_o5ol) November 15, 2022
ロックに着用するピアス
ROQUEさんのYouTube配信見ながらロックをね、付け替えてたんですよ。
私のピアスの中で1番付け替えが難しいんす。
10mmのバナナから8mmに変えたら恐ろしくピッタリ過ぎて怖い。
シャフトちょっとだけ余るくらいが好きなんだけど…。
キャッチ付けるのに5分位こねくり回したからちょっと腫れた、かも。 pic.twitter.com/UDgiCCYr3N— ささき (@sasaki_aa) April 19, 2020
ファーストピアス
ロックに着用するファーストピアスは、バナナバーベルかリング(キャプティブビーズリング・セグメントクリッカー等)がおすすめです。
ロック部分の軟骨の形状によっては、ストレートバーベルを用いることもありますが、排除の可能性を高めてしまう可能性がある為、注意が必要です。
接続しやすい形
ピアスの形によって接続の難易度は変わります。
接続しやすいものから順に、ストレートバーベル>バナナバーベル>リング系(キャプティブビーズリング・セグメントクリッカー等)です。
キャッチが留めやすい形
ロックは、くぼんだ部位に開けるピアスなので、ピアス選びにおいてキャッチの着け易さが重要になってきます。
キャッチがなかなか留められずにホールに負担がかかると、そこからトラブルにも発展してくる為、できる限り着けやすいピアスを選びましょう。
キャッチの留めやすさの感じ方には個人差もありますが、一般的には留めやすいものから順に、
セグメントクリッカー>ストレートバーベル・バナナバーベル>キャプティブビーズリングです。
ロックのファーストピアスの素材
ファーストピアスは、長期間付けっぱなしにする必要があり安易に入れ替えができるものではない為、より安全性が高いチタンやサージカルステンレス製のものを使用することをおすすめします。
ファーストピアス以外であっても、付けっぱなしにするピアスを選ぶ際は、アレルギーのリスクを少しでも減らしてくださいね。
金属アレルギーについてはこちらの記事でも詳しく説明しています。

ロックピアスのサイズ
ピアスのサイズを選ぶ際は、ゲージと内径に注意が必要です。
ロックピアスのファーストピアスの太さは一般的に16Gか14G、内径は10㎜~12㎜を使う場合が多いようです。
※上記は一般的なボディピアスのゲージサイズですが、サイズはメーカーによって異なる場合もあるので、購入する際は購入先できちんと確認してください。
ピアスのサイズにつおいてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

安定した後のピアス
ロックピアスは安定して腫れが引くとファーストピアスの長さが余ってくる場合が多い為、付け替えが必要です。
せっかく付け替えるならおしゃれピアスが付けたいけど、どんなデザインなら着用できるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで安定後の付け替えにおすすめなデザインピアスをいくつかご紹介します。
良かったら参考にしてみて下さいね♪
可愛いデザイン
小さなハートが一列に並んだキュートでレアなデザイン。個性的ながらもシンプルで使い勝手のいいアイテム♪
シルバーカラーは、医療用の優しい素材サージカルステンレス316Lを使用しているので金属アレルギーが起こりにくい◎医療現場でも使用される高品質素材です。
シルバー以外の色も、PVDという特殊な技術をサージカルステンレスにコーティングが施されているためサージカルステンレスの特徴を失わず、耐食性をさらに高める特徴を持っています。
サージカルと同程度の対アレルギー素材です。
耐食性にも優れているので、汗や傷に強く、錆びにくいため着けっぱなしに最適。
きれいめデザイン
キュービックジルコニアと人工石を贅沢に使用した、ラグジュアリーな存在感が美しいセグメントクリッカー。
大胆さと繊細さのあるデザインが、ロックピアスを華やかにしてくれますよ◎
ワンタッチで着脱も簡単。
本体とキャッチが一体型のセグメントクリッカーで、キャッチを失くす心配がありません。
カラーバリェーションは全12色。
お気に入りのカラーを見つけてくださいね。
シンプルデザイン
キュービックジルコニアを贅沢に使用した、指輪型クリッカー。
立て爪にキュービックジルコニアをセッティングする事で、上品な華やかさのあるロックに♪
素材はこちらのシルバーカラーも、医療用の優しい素材サージカルステンレス316Lを使用。
シルバー以外の色は、サージカルと同程度の対アレルギー素材のPVDコーティング済。
耐食性もばっちりです◎
カラーバリエーションが豊富なのもうれしいですね♪
着脱簡単なセグメントクリッカーにロープモチーフが登場!
リングの一部をローブに見立てたユニークなデザイン。
シンプルなのでコーデの幅を広げてくれます!
細めのゲージを着ければ、海外風の軟骨ピアスコーデが簡単にできますよ◎
個性派デザイン
葉っぱや棘がリアルに表現された一輪の薔薇デザインのバーベル
数ある薔薇モチーフの中でも一際存在感があり、コーデの主役にぴったり!
サージカルステンレス316L製なので、金属アレルギーが起こりにくいのも嬉しいポイント。
汗や傷に強く、錆びにくいため着けっぱなしに最適です◎
ロックにはバナナバーベルタイプがおすすめ。
個性豊かな5種類の生き物たちがモチーフになったフープピアス。
本物と見間違えてしまいそうなリアルデザインが個性的で可愛い◎
勿論素材はサージカルステンレスなのでつけっぱなしOK!
人と被りたくない方必見です。
トラブルについて
ロックは、綺麗な角度で開けるのが難しく、ピアッシング後も綺麗に洗いにくく不衛生になりやすい上、負担がかかりやすい場所です。
その為、一般的な軟骨ピアス部位であるヘリックスやコンクに比べ、トラブルが起きやすいと言えるでしょう。
トラブルが起きた時の対処方法は、トラブルの原因により様々ですが、悪化する一方の場合は医療機関の受診をおすすめします。
よくあるピアスのトラブルについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。気になる方はご覧になってみて下さいね。

早く安定させるためには
早く安定させてるためには、
負担をかけないピアスを着けて、清潔に保ち、できるだけ触らないことが大切です。
今まで開いてなかった場所にピアスを開けると、どうしても気になって触ってしまったり、引っ掛けてしまうことも多くなりますが、刺激を加えるのはNG。
触るのは洗浄の時だけにして、他の時間はそっとしておくのが安定への近道です。

ピアスホールの安定についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
可愛い過ぎる😋😋
めっちゃいいー🤗⭐️
また来てね😄✨✨#roque #ボディピアス#名古屋 #栄#ロック #ハイゲージ#フォアードヘリックス#軟骨 #ロブ #バランス最高#蜘蛛 #可愛い #神 pic.twitter.com/CD43CVEVAZ— ROQUE 名古屋店 (@ROQUE_nagoya) March 19, 2023
まとめ
いかがでしたか?
洗練されたイメージでオシャレなロックピアス。
しっかり安定させて可愛いピアスを楽しんでくださいね。